ブログのアクセスアップ法 Vo.3~リピーターを増やす~

公開日:2008/12/17
執筆者:竹内 潤平

ブログのアクセスアップ法の最終回は、被リンクを得るためにも重要となるリピーターを増やす為の方法について考えます。(Vol.1 Vol.2

更新頻度と更新時間

やはり何と言っても更新頻度はかなり重要です。特にブログ開設当初の露出優先時期においては、サイトボリュームを増やすためにも平日は毎日更新した方が良いでしょう。

また、RSS利用者が増えたと言っても、まだまだブックマーク経由でブログに訪れる方が多いですので、訪問者の無駄足をなくす為にも投稿予約などの機能を使い、決まった時間に更新した方が良いのかもしれません。(ブログ投稿時間や一日の投稿数とアクセスアップの関係

記事内容の統一性

訪問者はアナタの日記が読みたいのではなく、自分が興味のある分野のユニークな情報が欲しいのですから、可能な限りブログの記事内容は絞った方が良いでしょう。

更新頻度を保ちつつ全ての記事に関連性を持たせることは簡単な事ではありませんが、これはSEOの観点からも重要なことです。

過去記事へのリンク 

興味を持って訪問してくれたユーザーが更に興味を持ってくれるように、記事内に過去に書いた関連記事へのリンクを張ったほうが良いでしょう。

記事の最後にまとめて関連記事としてリンクを張るのも良いのですが、記事中で過去記事を紹介するのもPV増に効果的であり、内部リンクやアンカーテキストの最適化といった点でも重要となります。

他ブログへの発リンク

発リンクにより外部へリンクジュースが流れる事に頑なな姿勢を取る方もいますが、他ブログの有益な記事へのリンクは積極的に行った方が良いでしょう。

さらに、訪問者にとってはリンクジュースの受け渡し云々という理由は全く関係のない事ですので、ワンクリックで他ブログの記事へ飛べるようにしておいた方がより効果的です。

個人的には、リンクをせずにURLを貼るだけの行為は理解に苦しみます。2chなどの急激にアクセス過多になる可能性がある掲示板などにURLを貼るならともかく、訪問者の手間を考えたらリンクにすべきではないでしょうか。(発リンクはしたくないが参考としてURLを載せたい場合を除く)

ブログと言えども結局は人間同士のやり取りですから、「他ブログへリンクを張る事により、他ブログからリンクを張って貰える」という単純な仕組みになっています。

読者とのコミュニケーション

ブログは読者とのコミュニケーションの場でもありますので、コメント欄は開放した方がプラスに働くでしょう。

気軽にコメントできることが重要ですので、コメントを投稿するための必須項目もなるべく少なくし、可能であれば未承認制が望ましいでしょう。(スパム対策の為にリンク込みのコメントの場合は承認性で)

荒しがこわい、返信がめんどくさいと思いコメントを閉鎖している方もいるかもしれません。しかし大丈夫です。そんな考え方のアナタのブログには大してコメントは付きません。そもそも何の反響もないブログを更新し続けることの方が難しいと思いますし、フツウに真っ当な記事を書いていれば荒れる事もほぼ無いでしょう。

ブログを書いている限り、全ての読者が好意的であるはずもなく、反論や批判などのネガティブコメントは必ず発生します。コメントのほとんどがネガティブなものである場合は少し考え物ですが、一部のネガティブコメントは全く気にする必要はありません。

どんな良質なブログでも、妬み嫉みによるネガティブコメントは必ず出てきます。しかし、ネガティブコメント=荒らしコメントではありませんので、ネガティブコメントには真摯に対応し荒らしコメントは削除することにより、小さなノイズとなって自然とかき消されていくものです。

初期の宣伝・広告、メインサイトへの誘導はNG

リピーターやアクセスアップを図る上で、自社の宣伝やアフィリエイト広告などは大きなマイナス要素となります。興味を持ってブログに訪問してくれた新規ユーザーが、宣伝や広告を目にして直帰してしまうケースは多いと思います。

ビジネスブログを書く”最終的な目的”は、自社アピールや自社サービスの宣伝で構わないのですが、アクセス数も少なく、読者の信頼を得ていないブログでいくら宣伝しても何のコンバージョンにも繋がりません。まずは読者との信頼関係を築く必要がありますので、自社サイトやメインサイトへの誘導も自粛した方が良いでしょう。

宣伝、広告、誘導はアクセス数やリピーター数が増えてからの方が成果が上がりますから、ブログ開設当初はサイトボリュームアップと被リンクを得る為の記事づくりをモチベーションに頑張りましょう。

ブレない姿勢

ブログはどんなに自分を偽り装ったとしても、必ず筆者の人柄が顕著に現れてしまいます。ブログだけの自分を演じることは非常に難しいことで、結局長くは続かず地が出てしまい崩壊するのが常です。ぶれないブログにする為にも、始めから自然体の自分で記事を書いたほうが良いでしょう。

記事の内容はもとより口調、敬称、リンクの張り方、引用の仕方、コメントに対する姿勢なども一貫性を持たせパターン化した方が負担も少なく効率的にブログを運営する事ができます。

ブログ炎上目的の記事

悪口や批判的な記事は、人の目を惹きやすく被リンクも増えるのでアクセス数を集めやすい傾向にあります。しかし、批判記事に対するさらなる批判や、それにより多くの敵を作ってしまうこともあります。

誰かの書いた記事に突っ込む形の批判記事は真っ当な記事を書くよりも簡単ですが、ブログや筆者の品格を落とす可能性があることを頭に入れておいた方が良いでしょう。また批判的・否定的な記事を書くときは、調べ尽くしてからでないとかなり危険です。

ましてや炎上目的で記事を書くことは大きなリスクを背負います。無料ブログであれば最終的にブログを閉鎖すれば済むことですが、ビジネスブログの場合は取り返しのつかない事になるかもしれません。一時的なアクセスアップを狙った行為は、時として諸刃の剣となりますので、取扱要注意です。

さらにそういった刺激的な記事によって訪問してきたユーザーは、リピーターにはなりにくいように感じます。その記事以上もしくは同等の記事を書き続ける自信はありますか?

リンクベイティング(リンク集め)に関しては住さんや松尾さんの記事が参考になります。
「驚くほどリンクが集まる「リンクベイティング」に世界中が釣られている」
「リンクを継続して集めるためのコンテンツ制作『9つの法則』」

3回に分けてお届けしたブログのアクセスアップ法ですが、読んで頂いたとおりアクセスアップには沢山のことが起因しております。すぐに全てを実行することは難しいと思いますが、自分が必要だと感じたものからコツコツと実践していけば、いずれ大きな成果となることは間違いありません。

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