ブログのアクセスアップ法 Vo.1~ブログタイトルとカスタマイズ~

公開日:2008/12/4
執筆者:竹内 潤平

少し視点を変えて、ブログのアクセスアップ法という事で、アクセスアップやリピーターを増やすための方法について3回に分けて取り上げてみます。

今回は、ブログタイトルとブランディング、ブログのカスタマイズについてです。

ブログタイトル

一般的なWebサイトと同様、ブログにおいてもタイトルは超重要な要素となります。基本的にサイトタイトルは『キーワードを含めた上で憶えやすい簡潔な名前』にしなければなりません。

有名人であれば自分の名前やハンドルネームをブログタイトルに含めても良いのですが、通常その必要はありません。

まずはそのブログで上位表示したいキーワードを選び、そのキーワードを絡めたユニークな名前を考えます。例えばSEOに関するブログであれば”SEO”と”ブログ”をブログタイトルに含めます。

私の個人ブログのタイトルは【SEO初心者のEvoブログ】です。『SEOブログ 〇〇』の方がSEO的には良いのかも知れませんが、この辺は自分の感性で選んでも問題ないでしょう。

ブランディング

上位表示する事のみを考えた場合には『SEOブログ』というがちがちのタイトルでもOKなのですが、これだけではインパクトに欠けるため上位表示できたとしてもクリック率などへの影響が考えられます。

被リンクのアンカーテキストがブログタイトルになることも多いので、リンク元からのクリック率を上げ、その業界において認知されるブログにするためにも、ブログタイトルのユニーク性は必要不可欠です。

また、カスタマイズ可能なブログであればブランディングのためにも、個別ページのタイトルは『ページタイトル+ブログタイトル』の形が望ましいでしょう。

独自ドメインブログの場合

メインサイトとの関連性

独自ドメインブログであれば、メインサイトで上位表示を狙うキーワードとの関連性も含めブログタイトルを考えなければなりません。

メインサイトとブログで異なるキーワードで上位を狙うのもありですが、相乗効果やサイト全体をそのキーワードで最適化するために、メインサイトタイトルとブログタイトルに同じキーワードを含ませた方が良いでしょう。

titleタグとブログタイトル

通常ブログは、titleタグとヘッダー部分に表示されるブログタイトルが同一のものとなっています。

しかし、独自ドメインブログであればプラグインなどを利用することによりこの2つを異なるものにする事が可能です。

記事が増えれば増えるほど、ブログへのアクセスの大半はブログトップからではなく個別ページからとなりますので、個別ページが『ページタイトル+ブログタイトル』になっていれば、ブログトップページのtitleタグはがちがちのSEOタイトルでも良いのかも知れません。

私が実施したブログのタイトル付け

メインサイトとの関連性を考えブログトップのtitleタグは『SEO対策ブログ』にしました。そして次にブランディングを考え、ヘッダー部分に表示するタイトルは『SEO初心者のEvoブログ』にし、個別ページのtitleタグは『ページタイトル+【SEO初心者のEvoブログ】』としました。

その後「SEO ブログ」で上位表示が達成できたので、ブログトップページからのアクセスを増やすためにtitleタグは『SEO対策ブログ【SEO初心者のEvoブログ】』に変更し現在に至っています。

SEOとブログを2回ずつ使っている事やタイトルが長くなったことにより、マイナス効果があるかもしれませんが、このまま少し様子を見るつもりです。

また、ブログトップのtitleタグを頻繁に変更することには賛否両論というか否定的な意見も多いですが、それによって見えてくるものもありますので、私は実験の意味もこめ頃合いを見計らって多少の修正を加えています。

※既にブログタイトルの認知度が高い場合や、上位表示を達成している場合はtitleタグの変更により、大きなマイナスとなる可能性もあるので注意が必要です。また、大幅な変更もおススメしません。今までSEOに関する記事を書いていたのに、今後は全く異なる分野に関する記事を書くブログに変更したいといった場合には、既存ブログに変更・追加するよりも新しいブログを立ち上げた方が成果は上がるでしょう。

ブログのカスタマイズ

私の行ったことはWordPressのプラグインをインストールすれば誰にでも簡単にできることですが、PHPやHTMLの知識が豊富で自由自在にブログをカスタマイズできるという方はとことんいじり倒しても良いでしょう。

ブログのテンプレートとして参考になるのはSEO塾の公式ブログさんで、WordPressを利用したWebサイトであり、制作を外注し細かい修正はご自身で行っているようです。

まず、トップページはtitleタグとページタイトル(h1)が異なり、meta descriptionとヘッダー部の要約文も異なっています。

h2がサブタイトルとなっており、これが個別ページではトップページへのリンクとなっています。ヘッダー部のh3はソース上h2の後に記述されていますが、表示上はh2の上となっています。

そして、個別ページにおいては、titleタグがページタイトルとしてh1となっており、meta descriptionがヘッダー部分の要約文となっています。

まさにすばらしいの一言ですが、ここまで徹底してカスタマイズしているブログは少ないのではないでしょうか。SEO塾さんはWordPressのSEO済みテンプレート販売を計画しているようですが、個人的には改変・再配布が可能であれば購入を検討したいところです。

独自ドメインブログは、ある程度のカスタマイズでも十分成果を上げる事は可能ですが、技術力や潤沢な資金のある企業はとことんやってみるのも面白いのかもしれません。

ただ、完璧な内部SEOブログができたからと言って最高の成果を上げられるとは限りません。それよりも重要なことは「質の良い大量の被リンクを受けるためのコンテンツ作り」です。

次回は「ブログのアクセスアップ法 Vo.2~読みやすい記事~」です。

この記事が良かったと思ったらSphinn Japanへ投稿/投票お願いします。

この記事へのコメント

5 Comments »
    Comment by sugane
    2008/12/4@10:40 AM

    これはいい!
    かなり詳しく書かれてますね。
    次回も楽しみです。

    Comment by 竹内 潤平
    2008/12/4@11:50 AM

    ありがとうございます。
    ただシリーズ物は尻すぼみになっていくのが世の常ということで、今回が一番実践的な内容となっています。

    Comment by Shinちゃん
    2008/12/4@2:05 PM

    ココは、最新情報の宝庫ですねっ!感動ですっ!

    今回の記事で為になったのは、titleタグをSEOの観点からだけでなく
    “ブランディング”の観点からも考える事の大切さでした。

    最近は、クローラーを第一に考えていましたが
    やはり、ユーザーが一番大切なんですねっ!

    「ハッ」としました。
    ありがとうございます。

    次回の記事を、早く読みたいです(><)。

    Comment by 竹内 潤平
    2008/12/4@3:11 PM

    >Shinちゃんさん

    コメントありがとうございます。
    タイトル付けによるブランディングの重要性は、以前から言われていることですが、SEOとのバランスが難しく私自身も試行錯誤の毎日です。
    >最近は、クローラーを第一に考えていましたがやはり、ユーザーが一番大切なんですねっ!
    SEOの知識を付ければつけるほど、ユーザー視点でのサイトでは無くなっていくと思うので、クローラーが第一でも特に問題はありませんが、ユーザーの視点でサイトを見るという事も重要ですね。

    Comment by Shinちゃん
    2008/12/4@4:51 PM

    了解しました。
    コメントに感謝します(><)

Leave a comment