ブログのアクセスアップ法 Vo.2~読みやすい記事とは~

公開日:2008/12/9
執筆者:竹内 潤平

前回の「ブログのアクセスアップ法 Vo.1~ブログタイトルとカスタマイズ~」に続き、今回はユーザーにとって読みやすいブログについて考えます。

ユーザーに不快感を与えないブログ

デザインとBGM

デザインについては特に言及できる立場にありませんが、背景色と文字色には気を配ったほうが良いでしょう。見易さはもちろんのこと、あらゆる環境や状況で見ている読者がいる事も考え、派手な色使いは極力避けたほうが良いのかも知れません。

アクセス解析をしてみると分かりますが、仕事中にブログを見ている人はかなり多そうです。ブログからBGMが流れてきた日にゃぁもうって感じです。(ブラウザのサウンドOFFにしている人って意外と少ないんですよね)

記事部分の横幅

パソコンのモニターが大きくなり、ワイド画面利用者も増えたことで、横幅が1,000pxを超えていたり、左右可変のWebサイトも増えてきました。 しかし、横スクロールがユーザーにストレスを与える事は確かなので、自分のPC環境のみを基準にせずブログ記事部分の横幅にも気を配った方が良いでしょう。

また、文字の大きさやデザインにより読みやすい横幅は変わりますので、主観ではなく世代の異なる数人から印象を聞いた方が良いでしょう。

見出しと段落

どんなに有益な内容の記事でも、見出しも段落も無くだらだらと書かれた文章は、ユーザに大きなストレスを与え、段落があまりにも少ない文章は読むだけで疲れてしまい、内容は頭に入ってきません。

見出し(hx)はSEOのためだけにあるのではなく、何について書かれた文章の集まりなのかをユーザに端的に伝える役目を担っています。

さらに見出しは、記事をしっかり読むのか、流し読むのか、読まないのかという判断基準とされます。ある程度の文章量がある場合には見出しが必須と言え、冒頭だけ読まれ直帰されるよりは、気になる見出し部分だけでも読まれる方が良いと言えるでしょう。

ブログには的確な見出しと適度な段落が必要です。また、モバイルでの閲覧ユーザーが多い場合には適度な段落も変わってくるでしょう。

文字の装飾は控えめに

文章中のフォントを過剰に色付けしたり、過剰にサイズ変更しているブログを見かけますが、フォントの変更にも注意が必要です。

まず、強調や装飾部分が多すぎると何を強調して伝えたいのか分からず、結局何も伝わらずに終わってしまうでしょう。離れた場所からでも確認できるほどの大きな文字も好ましくありません。また、青系の文字色や下線はリンクと勘違いしやすいので、あまり使わない方が良いでしょう。

専門用語や難しい漢字

パソコンでブログを書く場合、普段あまり目にしない漢字でも自動的に変換してくれますので、難しい漢字をそのまま使用する方も多いのですが、難しい漢字や見慣れない漢字、当て字の多用はあまりおススメしません。また、自分が読める漢字を誰もが読めるとは限りません。

難しい単語や一般的ではない表現もあまり使わない方が良いでしょう。自分の知識の深さや頭の良さをアピールするためにわざと専門用語を連発する人がいますが、初めて目にするユーザにとってはストレスでしかありません。

難しい事を難しく説明する事は誰にでもできる事ですが、難しい事を誰にでも分かるように簡単に説明する事は、その分野での深い知識と共に語学力、文章力も必要となります。個人的には、後者の方が明らかに教養があると感じますがいかがでしょうか。

誤字脱字チェック

誤字脱字は簡単にブログの信頼度を下げることができる要素の一つです。記事を書いたら必ず2、3度読み返し、誤字脱字や言い回しのチェックを行って下さい。

ブログ初心者の方は自分が書いた文章を読み返すことに一種の照れのようなものを感じるかもしれませんが、客観的に自分の書いた文章を読み返すことにより、気になる部分も見えてきます。チェックする事により文章構成の変更も必要となるかもしれません。

たとえ読み返したとしても、どうしても誤字脱字は発生してしまいますが、書いてすぐに投稿するよりは、かなりマシな文章になるでしょう。ただ、毎日いくつもの記事を書いているとチェックが散漫になってしまうのが正直なところです。

次回は「ブログのアクセスアップ法 Vo.3~リピーターを増やす~」です。

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