SEO対策におけるキーワード選びの基本

公開日:2010/1/12
執筆者:渡辺 友太

SEO対策の第一歩はキーワード選び

どんなキーワードで検索したときに、検索結果の上位に表示させたいのか。
このターゲットキーワードを決めなければSEO対策は始まりません。
今回は、初めてSEOに挑戦する時の最初の一歩として、キーワード選びの基本をまとめました。

初めてSEOに挑戦する方だけでなく、すでにホームページをお持ちの方、SEO対策を行っている方も、
今一度、上位表示させるターゲットキーワードを見直してみてはいかがでしょうか?

心得

キーワード選びに入る前に、まずは心得から。

ユーザの気持ちになって考える

あくまで、自分のホームページを訪れるユーザ視点でキーワードを決めること。
間違っても思い付きや思い込みでターゲットにする検索ワードを決めてはいけません。
どんな単語で検索するのか、またどんな検索結果を期待して検索しているのか、とにかくユーザの気持ちになって考えてみましょう。

ゴールを見失わない

ターゲットとなるキーワードで上位表示することがゴールではありません。
売り上げを伸ばしたり、資料請求の件数を増やすなど、上位表示することによって達成したいゴールを見失わないこと。
ゴールに結びつくキーワードを選定しましょう。

キーワード候補

候補となるキーワードをリストアップするときに。

コンバージョンを意識する

検索回数が多いキーワードで上位表示できても、アクセスが売り上げなどの成果に結びつかなければ意味がありません。
逆に少ない労力と時間で上位表示できそうな、複合キーワードやニッチなキーワードのほうが、
コンバージョンが高い場合も多いです。単純な検索回数だけでなく、実際に成果に結びつくキーワードなのかも意識しましょう。

キーワードの意図を確認する

そのキーワードで現在上位表示されているサイトや、検索連動型広告を出稿しているサイトはどんな内容でしょうか。
キーワードに対して自分が想像していたような内容のサイトが表示されていなければ、ユーザがそのキーワードで検索する際の意図を取り違えているのかもしれません。
ゴールに結びつくキーワードは何か、再度考え直してみましょう。

関連検索キーワードを参考にする

多くのキーワードに対して、検索結果の上部には関連検索キーワードが表示されます。
Yahoo!では、実際にユーザがよく検索するキーワードが表示され、
Googleでは、そのキーワードと関連性の高いキーワードが表示されます。
関連検索キーワードは、候補となるキーワードのリストアップの助けになるでしょう。

候補キーワードを絞り過ぎない

ターゲットとなるキーワードは1つに絞る必要はありません。
逆に始めはできるだけ多くのキーワード候補をリストアップしてみましょう。
その際、上位表示の難易度と、上位表示できた場合の成果を大まかに予想し、候補キーワードを順位づけしておくといいかもしれません。

市場調査

候補となるキーワードが見つかったら。

ライバルを確認する

現在上位表示されているサイトを確認します。
強力な競合が並んでいた場合は、当然上位表示のハードルが上がるでしょう。
個人運営のサイトなのか企業が運営しているのか、更新頻度、サイトの規模など、基本的な事項については確認しておきましょう。

検索連動型広告をチェックする

検索結果の上部と右側には検索連動型広告が表示されます。
ここに多くの広告が出稿されているということは、それだけ人気のあるキーワードだと判断できます。
上位表示するのが難しいため広告が出稿されているという見方もできるでしょう。

ツールを使う

Google AdWords : キーワードツールでは、指定した検索キーワードと、
関連するキーワードの大よその検索回数を調べることができます。
また、Google Insights for Searchでは期間や地域を指定して、
指定した検索キーワードがどれくらい検索されているかを確認することができます。

次のステップ

SEO対策でターゲットにするキーワードを選定した後、今度はそのターゲットキーワードに合わせてWebサイトを構築していきます。
Webサイトの立ち上げやリニューアルを成功させるためにも、キーワードの選定をじっくり行ってみましょう。

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