ソーシャルメディア活用 TIP#2: ソーシャルメディアをつなげよう!

公開日:2008/11/17
執筆者:sugane

前回のソーシャルメディア活用TIP#1で「ソーシャルメディア・マーケティングでは相手に発見してもらうまで待とう!」、ということを書きました。

ソーシャルメディアのすばらしさは、「他のユーザーに発見してもらう」、「自分をもっと知ってもらう」、ということを可能にしてくれることです。つまり、自分のブランディングが出来るということです。

ソーシャルメディアの機能を上手に使いこなすと、さらにこのブランディングが容易に、そして効果的に行えます。

どうやってこれをするかというと、ソーシャルメディア同士をお互いにつなげることです。

ソーシャルメディアをつなげるには2つの方法があります。

  1. ソーシャルメディア同士を相互リンクする。
  2. ソーシャルメディアでシンディケート(Syndicate)する。

では、一つづつ解説していきましょう。

ソーシャルメディアを相互リンクする

ソーシャルメディアは多数存在します。

日本で主要なものは、Mixi、Newsing、Buzzurl、Yahoo!みんなのトピックス、はてなブックマーク、Youtube、ニコニコ動画、Flickrそして最近ユーザーが増えてきたTwitter、いまいち伸び悩んでいるMyspaceやFacebookなどなどさまざまです。

海外では、Facebook、Youtube、Flickr、Twitterはもちろん、Digg、Stumbleupon、Mixx、LinkedIn、Propeller、reddit、Delicious、ma.gnolia、furl、Yelp…あげればきりがありません。

ソーシャルメディアがこれだけ多く存在するとなると、複数のソーシャルメディアでアカウントを持っている人もかなりいると思います。

しかし、それぞれのソーシャルメディア同士をバラバラに利用している人がほとんどではないでしょうか?

「ソーシャルメディアを相互リンクする」とは自分がアカウントを所有しているソーシャルメディアのプロフィールページ同士をリンクでつなぐことを意味しています。

例えば、本家SphinnのヘビーユーザーであるMatt MacGeeさんのプロフィールページを見てみて下さい。本家Sphinnでは自分の運営するブログはもちろん、参加しているフォーラムのプロフィールや、ソーシャルメディアのプロフィールを多数記入できるようになっています。

Mattさんってどんな人なんだろうと思って、彼のSphinnのプロフィールページを見に来た人はFlickrに行って彼がどんな写真をアップロードしているのかを見ることも出来るし、Diggに行って彼がどんなウェブページを投稿しているのかも確認することが出来るわけです。Facebookへ行けばもっと詳細なプロフィールを知ることが出来るし、Twitterに行けば彼の日常を垣間見ることも出来るのです。

同じようにDiggやLinkedIn、Facebook、Mahaloなども他のソーシャルメディアのプロフィールを書き込むスペースが充実しています。

このスペースがなくても、Mixiなどはプロフィール欄に他のソーシャルメディアプロフィールのURLを書き込むことが可能です。

また、その他の日本のソーシャルメディアでも、少なくともブログやウェブサイトのURLを記入する欄はありますので、出来る限り、ソーシャルメディア同士をつなげて、自分に興味を持ってプロフィールを見に来てくれた人に、もっと自分を知ってもらう機会を増やすように心がけましょう。

ところで、われらがSphinn Japanのプロフィールページはホームページを書き込めるスペースがあるだけです。本家Sphinnに比べるとかなりさびしいです。管理人の世良さん、鈴木さん、そう思いません? ;)

ソーシャルメディアでシンディケートする

次に、シンディケートです。

シンディケートとは日本では「シンジケート」と発音され、名詞として犯罪組織などの意味で使われます。英語ではSyndicateと書き、動詞で使われた場合は「多くの新聞やテレビ局に一斉配信する」という意味になります。

では「ソーシャルメディアでシンディケートする」とはどういうことでしょうか?

例えば、Mixiには、ブログ記事を「最新の日記」としてプロフィールページに表示させる機能があります。

つまり、ライブドアなどの無料ブログや、独自ドメインでブログを更新すると、それがMixiのプロフィールページでもアップデートされるわけです。

Twitterにはブログパーツがあって、Twitterの更新情報をブログに表示出来るようになってます。

これが、シンディケートです。

つまり、一つの場所で更新したものが他の場所にも配信される。そうすることで、少ない努力でより多くの人の目に留まることが出来ます。

この機能が一番発達しているのは、なんといてもFacebookです。

Facebookでは、Twitter、Stumbleupon、Flickr、Youtube、Yelp、Digg、Pandora、Huru、Picasa、Delicious、ブログ記事、と様々なソーシャルメディアをシンディケートさせることが出来ます。

それぞれの、ソーシャルメディアで更新した情報が全て、Facebookの自分のプロフィールページで更新されるようになっています。

日本ではFacebookユーザーはあまり増えていないようなので、出来ればMixiでこのような機能が増えてくれるとうれしいですね。

まとめ

TIP#1 にも書きました通り、ソーシャルメディアをマーケティングに利用する目的は自分のブランディングです。

それには、自分のことをより多く知ってもらうのが一番です。

さまざまなソーシャルメディアをつなげることで、自分に興味を持ってくれた人に、自分の色々な面を発見してもらうことが出来ます。

ネットショップを運営しているような場合は、商品画像をFlickrにアップしたり、商品ビデオをYoutubeで流して、その更新情報をFacebookのプロフィールでも表示させるということが可能です。そうすることで、Facebookでつながっている人達に簡単に、FlickrやYoutubeの更新情報を見てもらうことができるのです。もちろんアップするのは商品やビジネスに関するものだけでなく、プライベートなものでもOKです。ブランディングにはむしろその方が効果的かもしれません。

可能な限り、ソーシャルメディア同士をつなげ、上手にブランディングに活用して下さい。

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この記事へのコメント

3 Comments »
    Comment by sugane
    2008/11/17@11:07 AM

    楽しみにしてます!

    Comment by シロウト
    2008/11/18@4:33 PM

    参考になります。ソーシャルメディアは「ソーシャルメディア同士も繋げてこそ」真の「ソーシャルメディア」と言えるかも知れないですね。mixiなどのID認証サイトなら被リンク効果も無いからいくら繋げてもリンクファームなりませんし、むしろ繋げまくるべきなのかも。

    Comment by 清音
    2008/11/19@6:18 AM

     シロウトさん、(。。。って呼び方なんかバカにしてるみたい。。。^^;)コメント有難う御座います。
     ID認証サイト以外でもソーシャルサイトの場合、プロフィール同士をつなげるのは、ソーシャルサイトの機能の一つとして組み込まれていて、これは当然検索エンジンも認識しているはずですから、これが「リンクファーム」としてマークされるようなことはまず無いとおもいます。そんなことのなったら、ソーシャルメディア側はこの機能外さないといけなくなりますからね。

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