先見性~未来のビッグキーワード~

公開日:2008/10/22
執筆者:竹内 潤平

前回のキーワード選定時のターゲットユーザーの絞込みとは別の視点でのキーワード選定法として「未来のビッグキーワードで最適化する」という方法を取り上げます。

スモールキーワードでロングテールを狙っていくことも良いのですが、将来ビッグキーワードになるかもしれない単語を探しだし、早いうちから対策しておけば予想以上の成果を挙げられるかもしれません。

サイトのオーソリティ(権威)とは別に、そのページが検索エンジンにインデックスされてからの経過日数も順位に大きな影響を与えます。(特にYahooにおいて)

どこからも被リンクが貰えないようなページや、数か月インデックスされない様な状態のページでは、早くからそのキーワードで対策する意味はありませんが、数か月後、数年後に成果を上げるためのキーワード選定を行うことは長期的SEOという観点からも良いと思っています。

ビッグキーワードの探し方

未来のビッグキーワードの探し方ですが、ピンポイントで当てることはかなり難しいことですので、数打ちゃ当たる方式で色々なキーワードで対策するしかありません。

私自身SMO(ソーシャルメディア最適化)がビッグキーワードになると信じ、年始から数か月取り組んでいましたが、いまだに検索ユーザーが求めるSMOは医療の方のSMOであり、今のところ完全なる失敗となっています・・・

企業サイトにおいてもSMOが重要であることに変わりはありませんが、SMOという言葉が登場して2年ほどが経過しているにも関わらず今の状況ですから、ビッグキーワードにはなり得ないのかもしれません。

ちなみに「SMO」にてグーグル1ページ目に位置する管理サイトの直近1カ月のアクセス数は下図のとおりです。SMO関連全てのキーワードを足しても、全セッションの0.3%ほどと悲しい結果となっています。PVや滞在時間は平均値を大きく上回っているのがせめてもの救いです。

右へならえでは、常に後手後手に回ってしまいますので、SEOにはイレギュラー的発想も必要と言えます。

未来のビッグキーワードを見つけ事前に最適化しておく事は簡単なことではありませんが、こんなキーワードの選び方もあるという事を頭の片隅にでも置いておいても良いのではないでしょうか。

※内部者しか知りえない情報を元にした記事を事前に公開することは、社内既定や法に触れる可能性がありますので注意してください。

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