アクセス解析を使ってコンバージョンを徹底分析

公開日:2009/11/9
執筆者:阿部 圭司

リスティング広告はアクセス解析を使って最適化しましょう!というのは以前の記事でお伝えしてきました。

その中ではコンバージョンに至っていないポテンシャルを秘めているキーワードを発掘する為だと書き出しましたが、今回は少々着眼点を変えてみます。

コンバージョンを徹底分析

ほとんどのリスティング広告担当者が分析するのは、「何故コンバージョンになっていないのか?」という部分ですが、最初にやっていただきたいのは「何故コンバージョンになっているのか?」という部分です。

そのキーワードやコンテンツターゲット(配信先なども含む)が「何故コンバージョンになっているのか?」を詳しく分析することでアクセス解析の世界で言われる【ゴールデンルート】が見えてきます。

まずはこのゴールデンルートを分析し、仮説を立てます。この仮説は最初から当てることはありません。ただ、この仮説を立てるという行為自体が非常に大事になってきます。

  • 「●●というキーワードで流入した場合は見出しとマッチしている為、コンバージョンまで行き着いたのではないか?」
  • 「口コミサイトで情報を探しているユーザーにはコンテンツ広告が有効なのではないか?ではもっと露出してみれば更に効果があがるのではないか?」

アクセス解析の肝は「仮説」と「検証」です。100%のことなんて分からないわけですから、これらの仮説がどこまで精度を上げられるか?が重要です。そしてその「仮説」を繰り返すことでバリエーションが生まれます。

アクセス解析を使ってコンバージョンを徹底分析:まとめ

このような形で「仮説」と「検証」を行い、コンバージョンを生んでいたものの効率を更にあげることである程度のゴールデンルートが見えてきます。そうすればコンバージョンに結び付かないキーワードや参照元からのアクセスを、よりゴールデンルートへ近づけさせられるようになるでしょう。

アクセス解析はコンバージョンを生んでいないものだけの分析ではなく、コンバージョンを生んでいるものの分析をより深くすることで、更に全体最適化へ近づきます。

・追記

この話はリスティング広告の分析だけではなく、Webマーケティング全てに言える事かもしれませんね。

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