SEO嫌いに送るSEOのお話

公開日:2008/12/15
執筆者:ally

今回は「SEOなんて…」と思っている方にこそ読んでいただきたい、と思って書いてみました。
どうぞよろしくお願いいたします。

SEOに罪はない

実は私、SEOが嫌いになったことがあります。

理由その1:「報われない」と思っていたから。
SEOの基本を守ってソースを修正し、被リンク対策を講じても、なかなか思うようには順位が上がらない。
それどころか、スパムサイトが上位に表示されている(特にYahoo!ですね)。
これが一番悔しい。悔しくて仕方ない。
なので「てやんでい べらぼうめ!SEOなんかやってられるか!」そんな心境になった時期もありました。
理由その2:Webサイトの中身が置いてけぼりにした話が多いから。
やたらテクニックの話になりがちで中身を置き忘れてきているようなSEOの話が多く、「つまらん!お前の話はつまらん!」(※末尾ご覧ください。)と思っておりました。

勿論、SEOに罪はありません(笑)。
スパムの存在でイメージが悪くなりがちなSEOですが、当たり前のことながらSEOコンシャスにWebサイトをブラッシュアップすることは決して「悪」ではありません。
良質なコンテンツをリリースしていく努力を重ねると同時に、SEOを行うのはもはや常識です。
せっかくのコンテンツが検索にかからなかったら勿体ないですもの。

検索エンジンは、強力な媒体として無視できない存在。
ユーザーフレンドリーなWebサイトを目指すと共に、
同じくユーザーフレンドリーを目指している検索エンジンフレンドリーを目指さねばなりません。

報われるときはくるのか

検索エンジンだってスパムをよしとしている訳ではありません。
海外ではGoogle SearchWikiやYahoo! User-sensitive pagerank といったスパムを排除する試みがあります。
今の段階ではまだ日本で実装はされていなくても、
将来的には今のような被リンク対策に大きく依存するSEOでWebサイトを上位表示させることは難しくなるでしょう。
結果として「人」の心に働きかける(便利さ、面白さ、感動等)要素がWebサイトに求められるということは、原点への回帰であり好ましい流れだと思っています。

Google SearchWikiやYahoo! User-sensitive pageran のような機能を逆手に取ったスパムが生まれるであろうという意見もあるかと思いますが、
これらの機能が実装されればスパムを行うにも手間もコストも増えるのですから、少なくとも抑止力にはなるはずです。

結論。報われるときは必ず来る。
だから正攻法で行きましょう。
以前のやり方では順位を上げにくくなっているという現実と向き合い、工夫を重ねること。これ重要です。

どうすればいい?

~個人の場合~
個人運営サイトで流入数を増やすのであれば、最初に候補に挙がるのがSEO。
上手くいけば、お金をかけずに自分でできるのが最大のメリットですね。
まずは基本を守った内的SEO。これは各社のガイドラインを見ておけば問題ありません。
(Yahoo!ではプラス+カテゴリ登録がないと厳しいですが・・・。)

被リンク対策については、自力では難しいというのが現実。被リンクは中身が充実していれば自然と得られるもの。
SNSやブログ、Youtube、Twitter等を利用(SEO系の情報サイトをお持ちなら、スピン・ジャパンです!)する等してWebでネットワークを広げ、露出を増やしましょう。
ソーシャルブックマークされやすいようにボタン設置して、ブックマークを稼ぐのも有効です。ブクマ連鎖が起きるかも!?
露出したら後は被リンクを待つのみ。
被リンクが得られなければ、同じようなテーマで人気となっている記事を参考にコンテンツを見直しましょう。
ただし、パクっちゃだめですよ(笑)

その他、金銭的余裕があればリスティング広告を申し込むのも一手です。

~企業の場合~
企業が自社運営サイトへの集客を図るのであれば、更に選択肢が広がります。
SEOを行うのであれば、内製かあるいはSEO業者をご利用いただくこともできるでしょう。
※業者の選定については、SEOを外注する際に知っておきたいことをご覧ください。
リスティング広告も併用することで、集客の安定性が確保できます。

しかし、これだけで十分でしょうか。
SEMの強みはターゲットを絞った優良なユーザーにリーチできるところではありますが、以下の場合はどうしましょう。
– 貴社の商品・サービス内容がそもそもあまり検索されないようなワードであった場合にはどうするのか。
– 現段階では興味を持っていないが、潜在的にターゲットとなりうる層にはどうアプローチするのか。
その際は、検索を喚起する別の切り口の対策も必要です。
ターゲットとなるユーザーとのコンタクトポイントはWebだけとも限りません。
SEM以外にも色々な選択肢があります。
様々な角度でユーザーにアプローチしていくプランニングも、とても面白いですね。アイディア勝負!ですから。

 * * *

SEOはあくまで集客の一手段に過ぎず、基本的なものなのだと認識すればよいのです。
状況に応じて様々な対策を講じて、Webサイトの運営目的を達成していきましょう!

以上、SEO嫌いに送るSEOのお話でした。

※情報ソース:大滝秀治さんのCMより。このCM、好きだったんですよ(笑)
つまらん!

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