ダイレクト検索(Yahoo!地図・周辺検索)の意図するものとは?
2008/11/28付のYahoo!検索スタッフブログによると、以前テストとして一部で確認されていた、地図付きの各種Yahoo!サービスからの情報が検索結果の上部に表示されるようになっている。
名称は「ダイレクト検索(Yahoo!地図・周辺検索)」というらしい。
これについては以前テスト段階のものを発見しており、いずれ表示されるものとは考えていたが、先日より始まったヤフーショッピング・ヤフーオークションの表示開始といい、このところ矢継ぎ早にヤフーの各種サービスが検索結果に表示されるようになってきている。
これでまた一つ検索結果の中にヤフーのサービスが表示され、オーガニックの検索結果がその分隅に追いやられることになったわけである。
現状はまるで過去のポータルサイトへの回帰のようにも見える。まあまさかヤフーカテゴリーもそのうち検索結果に割り込んでくるなんてことはないだろうが(無いとは言えないか)、そのうち検索結果の目立つところは殆どがヤフーサービスのデータなどという笑えぬ結果になりはしないだろうか?
ただ、その割にはYahoo! INCが導入しているようなAPIを利用したサービスの日本での公開は(私が知らないだけかもしらないが)聞くことがないように思う。
ヤフーショッピング・ヤフーオークションの検索結果への画像付き表示開始時には親会社のソフトバンクなどと絡めて様々な評価があったようだが、それよりも日米での連動ではなく日本独自の新機能導入の本質的な意図のほうが気になる。
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- カテゴリ:Yahoo!タグ: Yahoo!ダイレクト検索, Yahoo!地図・周辺検索
この記事へのコメント
2 Comments »
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ヤフーサービス関連ばかりがひしめく検索結果だと検索ユーザーも納得しないでしょうね。
でも、今回の変更は「地名」+「施設・ジャンル名」での検索結果に地図情報を表示するということですから、ニーズはある気がします。
もちろん最終的には一般ユーザーの反応次第でしょうが。
検索エンジン側も、ユーザーの反応を見ならが、色々テストしているのでしょう。
suganeさんコメントありがとうございます。
googleにも今回の変更と同様の機能がありますが、この時の経験からするとこの種のサービスと競合するサイトでの影響は大きくないと考えてよく、それからすると一般ユーザーの利用も傍目に考えられるほど大きくはないと推測しています。
これはおそらくYahoo! Japanも判っているのではないかという気がします。
それでもYahoo! Japanにはこうしたサービスを矢継ぎ早に打ち出す必要があるとも思うのです。
YSTでのロボット検索の継続が不可能になった場合に備えているというのが私の推測ですが、多少飛躍しすぎでしょうか?(笑)
ただ、askも最近微量ですが日本でのクロールを再開していることを考えると同様の推測をしている方がいない訳でもないと思うのですが