通販サイトの売上を確実にあげる方法~TSO
私は、仕事がら通販サイトの企画・プロデュースに携わっていた関係上、数多くの通販サイトを今までに分析してきました。
一見ごく普通のサイトなのに、売上が予想以上にあるサイト。
(↑結構あります)
見る感じ、儲かっていそうなのに、ほとんど売上がないサイト。
(↑これが非常に多いです)
実はSEO対策を行い上位表示されている通販サイトほど後者のような”実は儲かっていない”という状態ということが多い傾向にあります。
「デザインとか適当でも、とりあえず上位に表示されれば売れるでしょ!」
そう、もうこの考えは古いのです。
まずは以下のポイントを見直して、ユーザーをおもてなししましょう。
検索エンジンに対するおもてなしはその後です。
以下、TSO(通販サイト最適化)対策
1.サイトカラー
■通販サイトをリニューアルされる方や新規で作成する方によくされる質問です。
「購買に結びつくイメージカラーは何でしょうか?」
私の回答は、
「売る商品もしくは、その商品を扱っているリアル店舗の従業員を想像してください」
です。
実はほとんどの場合、上記の考えで店舗カラーや看板が作られているといっても過言ではありません。
又、スタッフのユニフォームのほとんども、サービスや商品のイメージカラーを反映しているものなので、結果としてサービス・商品イメージカラーになっています。
例)魚:青系 野菜:緑系 ハンバーガー店:ポテトの色やハンバーガーの中身の色(黄・赤・緑) コーヒー店:豆の色やミルク色(茶系) 等など
格好良いデザインも重要ですが、やはり商品のイメージカラーを出す事自体も、通販サイトでは重要なデザインとなります。
ラーメン屋のサイトカラーがピンクと紫だったら微妙ですよね。
2.運営者情報
■この対策だけで売上げが激増する事もめずらしくはありません
「運営者情報に、顔と電話番号をのせたくないんだけど・・」
私の回答は、
「パチンコ景品交換所と違い、商品の信頼はサイトの信頼でもあります。お客さんに安心感と親近感を提供してあげてください」
写真はかなりの武器になります。
写真といえども、ペットやアバターなどの写真ではなく、店長や代表の顔写真を載せてください。
できればその商品にふさわしい格好をした写真を掲載してください。
例)ケーキならパティシエの格好、無農薬野菜なら農作業の格好、整体なら白衣みたいな格好
可能であれば、スタッフプロフィールなんかも記載すると効果的です。
また、電話番号を目立つところに出す事は非常に効果的なのですが、人数的な問題で電話対応が厳しい場合は「よくある質問」ページなどを用意して、質問されそうな事の回答をあらかじめ書いておきましょう。
3.スタッフブログ
■内容次第では非常に効果的です
スタッフブログはすでに書いているという方も多いと思います。
ただ闇雲に書くのではなく、商品のセールスなんかをかねて書くと効果的です。
また、自商品をアピールしたいがゆえに、他社をけなして自商品をアピールする方法もよく見ますが、これは自分で自分の首を絞めているようなものなのでやめましょう。
自商品・自サイトの良いところを書くことが一番のPRになります。
4.キャッチコピー
■キャッチコピーは、わずか一行で劇的な効果を生み出す魔術とも言われています。
交通広告(電車広告等)なんかは非常に勉強になると思います。
広告代理店の広告プランナー等が考えるキャッチコピーは、にやけてしまうほどの素晴らしいものです。
まず、キャッチコピーを考える際に、その商品に多いクレームや悪いうわさを考えることです。
さらに、商品の一番のポイントをからませて考えると、簡単に効果的なキャチコピーが作れます。
例)
ダイエットサプリ ⇒ 効果が気になる ⇒ クチコミ感想が書かれている ⇒ 安心
「当サイトのサプリは多くのユーザーから喜びの声をいただいております。」
カニ ⇒ 鮮度や産地が気になる ⇒ カニ漁の写真を添付 ⇒ 安心
「当サイトのカニは○○漁港で仕入れる鮮度抜群のカニです!」
5.商品写真
■商品を見せればかならず買う!
まず、商品写真はアングル別でいくつか用意しておくことが重要です。
又、商品の状態やサイズ、スタッフから見た商品の感想等を詳しく記載する事で、ネット通販とリアル店舗の大きな差である「手にとって商品がみれない」デメリットを少なくする事ができます。
さらにオススメ商品等は、動画をあわせて記載するとさらに良いでしょう。
「通販サイトを作って運営すれば儲かる!」
「上位に表示すればすごい儲かる!」
もうこの考えはやめましょう。
通販サイトは、非常に難しいビジネスなのです。
- カテゴリ:SEM/SEO 全般
私自身通販サイトはほとんど触れた事がないのですが、相談・問合せ頂くことは多く、仰るように「通販サイトを作れば儲かる!」「上位に表示すれば儲かる!」と思っている方が非常に多いように思います。
企業サイトにも同じ事が言えますが、「自社サイトを作れば儲かる」「上位表示するだけで儲かる」という時代はとっくに過ぎ去っているのに。
通販サイトでは特定商取引法の要請から、電話番号の表示は「非常に効果的」ではなくて「義務」のはずですよね。
>sfこと古谷俊一 さん
コメントありがとうございます。
たしかに特定商ページに電話番号を記載する事は必須です。
文章中の流れで誤解を招いてしまったかもしれませんので、追記させていただきます。
“電話番号を運営者ページ以外の目立つところに出す事が難しい場合は、
「よくある質問」ページなどを用意して、質問されそうな事の回答をあらかじめ書いておきましょう。”
ネットショップというよりは楽天のようなショッピングモールでしか買い物をしたことがない者にとって、ユーザー側からは上品な(人によって違うでしょけど)デザインはそれだけで目を引きますね。
ただオーダーの仕方が分からなかったり(楽天と違ったりすると)するケースも多いですね。
ほんとに結構あります。
ショップ側にしてみれば、あーもったいない、ですね。
サイトカラーのお話とてもためになりました。
なるほど~
そうやって、自分のサイトを含め他のサイトも見なおしてみます(*^_^*)
私自身、ネットショプを運営しています。特に商品の画像はオリジナルの物を用意した方がいいですね。よく、メーカーのWEBで掲載している画像をそのまま使ってあるサイトがありますが、お客様が見た時に与える印象は格段に違います。
私自身もネットで買い物を致しますが、送料は気にするポイントです。商品を気にいっても、送料が高いとやめてしまう事が多いです。企業努力で物流コストを抑えるのも、売れるショプの要因ではないかと思います。