2009年のSEOはどうなる?勝手に予想

公開日:2009/1/8
執筆者:木村 賢

あけましておめでとうございます。
本年も何卒宜しく御願いいたします。

さて、2009年なり株価が少し戻ってきているとは言え、依然厳しい景況です。
この景況と検索エンジンの動き等々から今年のSEOはどのような動きになっていくのか勝手に予想してみたいと思います。

あくまで予想ですので、当たらなくても苦情はお受けいたしかねます(笑)

(1)パーソナライズドの拡大

SearchWikiに見られるようなパーソナライズド検索が日本にもローンチされる可能性があると思います。
Yahoo!にしてもGoogleにしても、個人個人の嗜好に合った検索結果を出してくる可能性があります。

ただ、こちらへの対応策としては『Google SearchWikiで何が変わる?』にも記載した通り、SEOそのものに与える影響は軽微だと考えております。

(2)ユニバーサル検索の拡大

やや拡大しきった感もありますが、昨年末のYahoo!のGoogle化?に見られるような、検索結果のユニバーサル化がさらに進んでくる可能性があると思います。

ただし、例えば「渋谷 ラーメン」などで検索した場合に出てくる地図検索の結果ですが、そのリンク先がそれぞれの検索エンジンの保有サービスや提携サービスであることでユーザビリティ的にどうか?というのは課題になると思います。

個人的には、ここからさらにその店舗名などのキーワードでの検索結果に移動してくれたほうが便利な気がするのですが・・・。

動画の検索結果、ショッピング検索の結果等含めてビジュアル的にも位置的にもインパクトが強い検索結果なので、この部分に表示させるためのSEOというのは重要度がさらに増すかもしれませんね。

(3)CPAをより重視したSEOへ

こちらはすべてのサイトに当てはまるわけではないと思いますのでご承知ください。そもそもCPAという概念がないウェブサイトもあるでしょうし。

我々のようなSEOベンダーがお付き合いしている企業様によくあるケースとお考えください。

不況のあおりを受けて、広告費というものは多くの企業においても削減の方向に向かっています。ネット広告は他メディアほどではないにしても、少なからずこの傾向にあります。

このような景況になると、好景気のとき(バブル期?)のようなイケイケ感がなくなり、とにかく慎重に慎重に、言葉を変えると“損をしないように”プロモーションをするという形になります。

こうなると、出稿者として損することがまずないであろうアフィリエイトに力を入れるということが考えられます。

そして、その次に効果の出やすいと言われている所謂プル型のプロモーションであるリスティングやSEOに力を入れるというところも出てきます。
(現に出てきています)

しかしながら、これまでよりも出稿者としてはよりシビアにCPAをウォッチする必要が出てきます。

今まで、○○というキーワードで○位にしたい!という考え方でSEOを行っていたものが、CPA○○円で物を売りたい。CPA○○円で資料請求させたい。というふうに希望が変わってきます。

我々のお客様でも、ランク→流入数→アクション数というように、効果指標が変わってくることがよくあります。

これは至極まっとうなことで、このような景況のときにはこの流れがより強くなると思われます。

昨年の半ばから徐々に広まりつつあるクリック課金型のSEOに加えて、今年は完全成果報酬型のSEOなんていうサービスも広がってくるかもしれませんね。我々SEO業者にとっては頭の痛い話ですが。

このほかにも、モバイルがどうなっていくのか?バーティカルはどうなるのか?など話題は尽きませんが、変化というのは毎年起こっていることなので、今年も変わらず、情報収集と迅速な判断というのが重要になってくるのは間違いなさそうですね。

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