Google SearchWikiが通常の検索順位を左右する
先日、Googleは自分好みに検索結果をカスタマイズすることができるGoogle SearchWikiを、リリースしました。
SearchWikiは、パーソナリゼーション(個人設定)の機能なのであるサイトをSERPの上や下に移動させたとしても、他のユーザーのSERPには影響を与えません。
ところが、将来的にはGoogle SearchWikiのデータが通常の検索結果のランキングにも影響を与える可能性があります。
Googleの、Search Product and User ExperienceのVice PresidentであるMarissa Mayer(マリッサ・メイヤー)が、TechCrunchとのインタビューの中で明らかにしました。
Mayer also talked about Google’s use of user data created by actions on Wiki search to improve search results on Google in general. For now that data is not being used to change overall search results, she said. But in the future it’s likely Google will use the data to at least make obvious changes. An example is if “thousands of people” were to knock a search result off a search page, they’d be likely to make a change.
“マリッサは、一般のGoogleの検索結果を改善するためにWikiの行動で作成されたユーザーデータの利用についても語った。今のところ、そういったデータは検索結果全体を変えるのに利用されていないが、将来は、少なくとも明確な変更を実行するのにGoogleはデータを使うだろうとのことだ。たとえば、何千人もの人が、ある検索結果を検索ページから消し去ったら、変更を加えるだろう。”
現在はSearchWikiのデータは、通常の検索には影響を与えていません。
ですが、今後はSearchWikiで取得したデータを反映させる可能性があると発言しています。
何千人ものユーザーが「このページは上位に表示すべきではない」と判断したら、SearchWikiを利用していない普通の検索結果からも消えてしまうことがありえます。
あまり評判の良くないSearchWikiですが、通常検索にもかかわるとしたら気にかけておかなければなりません。
なお、SearchWikiは早ければ来年の第一四半期には、オフにする機能が付くとのことです。
現在は一度オプトインしたら、やめることはできません。
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