Google「-30ペナルティ」
前回、Googleでランキングが下がる「-950ペナルティ」という現象について説明しました。
今日は、もうひとつのランキングが下がる現象「-30ペナルティ」について簡潔に説明します。
Google「-30ペナルティ」とは
「-950ペナルティ」が特定のキーワードに対して適用されるペナルティだったのに対して、「-30ペナルティ」はドメイン全体のあらゆる検索に対して適用されるペナルティです。
発見された当初は、それまでトップ表示だったサイトが、決まって検索結果の4ページ目、31位に表示されていました。
自分のドメイン名で検索しても、31位なのです。
「-30ペナルティ」は、人の手によるマニュアル操作のペナルティという線が濃厚です。
ただし、現在は状況が変化してきており、必ずしもきっちりと30位下がるわけではありません。
「-30ペナルティ」クローンとも言うべき、当初は一定していたパターンとは多少異なったケースも報告されています。
しかし、少なくとも4ページ目以降に押し下げられます。
「-30ペナルティ」は、ドメインに対するGoogleの信頼を著しく損なったときに発生すると見られています。
また、今は完全に人為的ではなく、アルゴリズムによって(半)自動化されているようです。
そのためか、純粋な「-30ペナルティ」は極めて少なくなっているとも言われます。
「-30ペナルティ」の原因のひとつとして考えられるのは、恣意的なバックリンクです。
Googleに作為的に被リンクを構築していると判断されたときに、「-30ペナルティ」が発動されます。
とはいえ「-950ペナルティ」同様に、「-30ペナルティ」も原因や対処策は明らかになっていません。
WebmasterWorldでは2年前に「-30ペナルティ」が報告され、その後別のスレッドとして今でもディスカッションが続き、今ではPart 7に突入しています。
それまで複数のキーワードで1位を保持していたのに、ある日を境にすべてで31位より下に下がってしまったとしたら、それはGoogle「-30ペナルティ」の制裁を受けてしまったのかもしれません。