集客したユーザーを逃がさない工夫
Webサイトのプロモーションを考える際、どうしても集客にのみ注意がいきがちですね。
「集客した後」どうするか…
ここから先が、Webサイトがその役割を果たすための重要なポイントです。
SEMで検索結果の上位に表示されてもユーザーがすぐに離脱してしまうようでは、
集客にかけるコストはいくらあっても足りません。
コンテンツのユニークさ・有益性が重要なことは言うまでもありませんが、その他には具体的にどんな対策方法があるのか?
今回は、集客後のユーザーを逃がさないようにするためのいくつかの手法を紹介いたします。
その1.LPO(Landing Page Optimization)
ユーザーが最初に着地したページ(Landing Page)を最適化することで、
ユーザーを逃さず目的となるページに誘導させることを目的とします。
例えば、検索キーワードに応じてトップページのクリエイティブを変えるという方法があります。
現在マクドナルドでは、「マクドナルド」「ハッピーセット」といった検索キーワードによって、トップの画像が変わります。
ユーザーが求める情報を分かりやすいように提示することで、ユーザーに迷わせないのです。
その2.レコメンド(recommend)
レコメンドを使っているWebサイトの中でも最も有名かつ分かりやすいのはamazon。
商品詳細ページで「この商品を買った人はこんな商品も買っています」という風に別商品をお勧め(recommend)してくれます。
新たな情報をレコメンドすることで、特定の目的を持ってWebサイトに流入してきたユーザーの直帰率を抑え、PV数、滞在時間を向上させることもできます。
最近では、「顔ちぇき!」で似合うサングラスをレコメンドという新しいレコメンドサービスも出てきていますね。
ユーザーが遊びながら商品を探せるという点が素晴らしいサービスでもあります。
その3.サイト内検索ツール
ここでいうところのサイト内検索ツールとは、一般的な検索窓とは違います。
検索エンジン経由で流入してきたユーザーに、
自ら関連情報を検索せずとも予め検索キーワードに関連したページ情報を提示するツールです。
こういったツールを利用すると、特定キーワードとの関連の重み付けをコントロールして
ユーザーに見せたいページ情報を提示し、誘導することができます。
サイト内検索ツールで面白いのは、livedoorの「さらに検索β」というツール。
検索サイト経由でlivedoor Blogのページにアクセスされた際に、フローティングで
「さらに検索β」というポップアップが表示され、クリックするとlivedoorウェブ検索に飛びます。
livedoorのPV数をアップさせ、広告媒体としての価値を上げる施策としてよいアイディアだと思います。
(ユーザーがGoogleやYahoo!で検索してたのに、
「さらに検索β」をクリックしたらlivedoorに飛んでしまうと、すこぉし違和感を与えてしまう気もしますが。)
その4:遊びの要素を掛け合わせた導線作り
遊び心にあふれた導線作りがユニークなサイトとしてチュチュアンナ
(※音をONにしてご覧ください。)という女の子向け衣料品オンラインストアを紹介いたします。
こちらのサイトでは、無造作に並んでいる商品から好きなアイテムを選ぶと、それぞれのアイテムにオリジナルの音が付いているので、複数アイテム組み合わせてオリジナルの着メロが作れるというもの。
「この靴下はどんな音なんだろう?」って楽しみながらアイテムをクリックさせるのです。
理屈抜きで楽しめちゃいますね。
その5:最後の最後はEFO
その1からその4までは集客後のWebサイト内のページの導線作り、PV数・滞在時間の向上に関する施策でしたが、
最後の最後は入力フォーム最適化(Entry Form Optimization)、です。
せっかく集客してコンバージョンページまで誘導できても、コンバージョン(商品購入や資料請求、ユーザー登録など)まで至らねばゴールとは言えません。
入力フォーム最適化なんていうと難しそうに聞こえますが、要は使いやすいフォームにすることで、使い手にストレスを感じさせないことです。
つまり、自分が使う側の気持ちになって、これは使いづらいと思うところがあったらフォームを改善していけばよいのです。
できれば自分ひとりではなく、周囲の仲間などできる限り多くの人の意見を取り入れてみるのがよいでしょう。
以上です。
どの手法にも共通していえるのは、ユーザーを迷わせずストレスを感じさせない、という点です。
そこに遊び心が加えられればなおよいですね。
「訪問してくれた人に対して最大限のおもてなしを」
そんな気持ちで様々な施策を講じていければいいですね。
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