スパム判定!? SEOを意識したサイトリフォームは計画的に
未だに少しSEOに詳しい人なら直ぐにわかるような、キーワードの詰め込みや、あきらかな隠しテキストや隠しリンクを行っているサイトを見かけます。
しかし、それでもGoogle、Yahoo!共に某ビッグワードで上位表示されているものもあるから困ったものですね。
私は仕事柄、こういったサイトを見つけることが多いのですが、スパム報告をする、ネット上のどこかに書き込み炎上させる・・・なんてことはほぼしません。
ただただ検索エンジンが賢くなるのを待ちます。そんな時間があるなら自サイトのメンテナンスに時間を注ぐ。
ただいつも思うのは、はたしてこれは、サイト担当者の指示したことなのか、社内ウェブ制作者が勝手にやっていることなのか、ということです。
もしこれが前者だったとしたら、その企業自体の姿勢に深い不信感をいだかざるを得ません。
この某ビッグワードで上位表示(Google2位、Yahoo!6位。2008年11月10日時点)されている企業も、テレビCMや交通広告では、よいイメージを刷り込むブランディング活動に成功してはいますが、自社ウェブサイトがこのクオリティなのはいかがなものでしょうか。
自分たちのサイトを、競合がひしめき合う検索クエリで検索結果上位にランクインさせるために、時にやり過ぎというほどサイトリフォームしてしまうのはよくある話です。
もちろんそれは、ターゲットユーザーが検索するであろうキーワードで、自社サイトが検索結果上位にランクインされれば、サイトへの流入数アップやCV数アップに繋がったりと、ビジネス的インパクトが大きいと予想されるからでしょう。
確信犯的にスパムに手を染めてしまう場合もあるでしょうし、または良かれと思って行ったことが、実はスパムだった(ガイドラインの理解不足)という場合もあるでしょう。
前置きが長くなりましたが、今回は、SEOを意識してサイトリフォームをやり過ぎてしまった、一つの例をご紹介したいと思います。
検索結果からサイトが消えた
先日、昔関係のあった会社のサイト担当者より、「Googleの検索結果に表示されなくなってしまったんだけど、どうしたらいい?」と個人的に相談を受けました。
サイトURL、キーワードなどヒアリング後さっそく調べてみると、確かにそのサイトは自社ビジネスモデル上重要なキーワード群で、検索結果の上位にランクインしなくなっている。
実際は「固有名詞(ブランド名)」でも検索結果に表示されなくなっていて、Googleのインデックスから完全に削除されていた訳です。
サイト担当者に詳しくヒアリングすると、先日リニューアルを行った際に、アウトソーシングしたウェブ制作会社に、検索結果上位にランクインさせたいキーワードを伝え、そのまま出来上がってきたものを社内チェックも十分ではないまま公開した、とのことでした。
幸いなことに、Googleウェブマスターツールを利用していたので確認してみると、「今回は特に”品質に関するガイドライン”のうち、”キーワードの乱用”が確認されました。」という内容のメッセージが届いていました(ホントにメッセージってくるんですね!)。
実際ウェブサイトはというと、同じキーワードの不自然な繰り返しや、ほぼ全てのalt属性へのキーワード詰め込み等が見受けられました。
私は直ちにGoogleのガイドラインに沿うように、問題箇所のリストアップ・改善案をサイト担当者に送り、すべて修正させ、その後、ウェブマスターツールから再審査をリクエストしました。
しばらくして再度インデックスされ、今では順位もほどなく前の状態に戻っています。修正完了から順位が戻るまでに2週間程度かかったでしょうか。
自分の頭で理解しようとすることが重要
今回の問題は、もちろんアウトソーシングしたウェブ制作会社選定をミスしたこともあります。
しかし1番の問題は、”発注側の担当者がSEOを十分に理解しておらず、依頼したにも関わらず制作会社に任せっきりだった”ことではないでしょうか。
「ブログや掲示板に書いてあったから」とか、「あの人の本に書いてあったから」、「あの人がこう言っていたから」だけでそれを鵜呑みにし、自分で理解・経験もせずに実行に移してしまう(容認してしまう)人が多いように思います。
こういった情報に右往左往しないためには、最低限GoogleやYahoo!のガイドラインは熟読し、理解・把握するべきです。インデックス削除されてしまったら、ビジネス的インパクトもへったくれもありませんから。
もちろんその前提としては、ウェブ技術の知識が必要ではありますが、決して「自分は専門じゃないから」と人任せにしてしまうことなく、技術者ではなくともきちんとその内容を自分の頭で理解しようとすることが重要だと思うのです。
しかも今回のケースでは、実際依頼しているのですから、テスト段階でのサイトチェック(要件実装確認)は必須でしょう。
今回の様なケースはあまり無いかと思いますが、自サイトのリフォーム(メンテナンス)は計画的に行い、かつ技術者ではなくともその内容を自分の頭でしっかりと理解・把握しておきたいものです。
追記:
ちなみに前出の某ビッグワードで上位表示されていた企業は、先ほど検索(2008年11月12日18:00時点)したらどうやらGoogleよりインデックス削除されたようです。site:でもブランド名でも検索結果に出ません。Yahoo!の検索結果(某ビッグワードで6位。2008年11月12日18:00時点)には出ていますので、キャッシュのソースを確認したところ、既に問題とされる箇所は修正されていました。きっとGoogleウェブマスターツールにメッセージが届いたのだと思われます。Google、流石ですね。




















