Twitterが広告機能の取り組みを考案中

公開日:2010/2/24
執筆者:ayako

Twitterの日本版は、TwitterとDigital Garageのパートナーシップによって成り立っているので、プロフィールの上には以前から広告が出ていますが、アメリカのTwitterには、ユーザーが広告リンクを落としている以外には、ディスプレイ広告機能は現在存在しません。

今週月曜日に開催されたIABのリーダーシップ会議の場にて、SocialMedia.comというソーシャル・メディアネットワークの最高経営責任者であるSeth Goldstein氏が早くも来月にはTwitter上にて新しい広告の仕組みを近くスタートさせる可能性があるとコメントし、Twitterのプロダクト・マネージャーであるAnamitra Banerji氏が実際に開発中であるが、まだテスト段階と答えました。

Anamitra Banerji氏は会議中には詳細を述べませんでしたが、Twitter上の広告は明らかに広告とユーザー側には分かるけど、重要かつ有用で広告と思えないような広告内容となると発言しました。

Twitterのチーフ・オペレーション・オフィサーであるDick Costolo氏は“We want to do something that’s organic, like the way it happened with Google. It will work with the tweets. People will love the ads when they see it.”(Googleが行った様に、オーガニックなものをつくりあげ、ユーザーに気に入ってもらうものをつくりたい)と述べており、人気もユーザーも増えてきているTwitterのユーザー・エクスペリエンスの更なる向上を広告配信後も目指しているのが感じられます。

現在既につぶやきに広告を載せて報酬を稼いでいる人達は数多く存在し、#adの様なハッシュタグを付けている人もいない人もいます。芸能人のTwitterユーザーには、フォロワーが多いため、各企業から商品に関してTweetする事により報酬をもらっている方もたくさんいます。例えば、セレブ女優のキム・カダーシアン等は、1つのつぶやき投稿で100万円ももらっているそうで、フォロワー達からはどれが本当のつぶやきなのか、広告なのか分からないと非難の声も上がっています。

この広告ネットワークに関しては、どういったモデルでどういったレート方式になるのか気になりますが、来月開催のSXSWにておそらく何かが発表になると思うので、このイベント中にはTwitterにてイベントに関するつぶやきに注目です。

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