発想と妄想とSEO
真夏の選挙戦も終わりましたね。毎日聞かされていた街頭演説が懐かしく思えます。
「国民の視点で! 構造改革! 票をください!」
私達の業界では、
「ユーザーの視点で! サイト内の構造改革! リンクをください!」
似ていますね・・
さて、ここ数年SEO対策というものが身近なものになってきました。
書籍やWEB上で情報を収集し、自らのサイトでセルフSEOを行ってらっしゃるサイト運営者の方も増えてきたのではないでしょうか。
しかし、多くのSEO情報が配信される今、その情報をどう具現するのかという点で迷ってらっしゃる方も多いと思いますが、いかがでしょうか?
「~コンテンツを豊富にする!」
「~ブックマークされやすいコンテンツや構造を作れ!」
「~リンクが自然と集まる仕組みを考える!」
「~順位に関係なく、安定したアクセスを稼げ!」
・・・・・実際に何をすればよいのか!?
さらに、このような対策の全てが、あなたのサイトに当てはまるとも限りません。
SEO対策は、そのサイトにマッチした柔軟なアイデアと施策をいかに考えるか!
これが非常に重要になってきます。
そういった事で今回は通販サイト系で簡単にできる、効果的な対策をちょっと綴ってみたいと思います。
①「コンテンツを豊富にする!」
サイト全体のページボリュームやオリジナルページを豊富にすると言われても、なかなか案が浮かんでこないという方も多いと思います。
通販サイトの場合、「TOPページ」「商品一覧ページ」「商品詳細ページ」がメインとなってきますが、その中でも今回は、「商品詳細ページ」に注目していただきたいと思います。
みなさんのサイトは商品についての十分な説明ができているでしょうか。
多くの場合、「画像だけ並んでおしまい」という状態ではないでしょうか。
想像していただきたいのですが、
例えば「すいか」をネットで販売しているサイトがあったとします。
商品詳細ページにすいかの写真1枚だけ記載されていたら、あなたは買いたいと思いますか?
逆の立場で、もしあなたが「すいか」をネット販売する事になったら、商品詳細ページに何を記載しますか?
(ちょっと悩みますよね)
そこで又別の想像をしていただきたいのですが、
大阪の八百屋さんで、「すいか」の前におばちゃん達がいる場合、何をすると思いますか?
おそらく・・
まず、
「軽くたたきます」
つぎに
「これ、どこ産?」
さらに
「これ、あまいの?」
そして
「味見できる?」
最後に
「もうちょっと安くして」
これです!
この流れを文章・画像(視覚情報)に変換してあげればすいかの詳細をわかりやすく伝える事ができます。
「●●産のすご~くあま~い すいかですよ!」
+ すいか全体の写真をまず一枚!
+ すいかの切り口のアップ画像を一枚
「中身がぎっしりつまっていて、贈り物にも最適」
+ 梱包イメージ写真を一枚
「送料は特別におまけだよ!」
商品のライティングに関しては、その商品についての情報をユーザー視点から見る事が重要になってきます。
さらに、人間の五感で感じられるものをそのまま文章や画像で表現する事も非常に重要になってきます。
あまりやりすぎてしまうと官能小説のようになってしまうのでご注意を・・
例)
「実がパックリと割れ、そのすいかの玉の中からしたたり落ちるあま~い汁が濃厚で・・・」
②「~ブックマークされやすいコンテンツや構造を作れ!」
「~リンクが自然と集まる仕組みを考える!」
こちらに関しては、いろいろな情報ブログで取り上げられている内容なので、今回は結構使える簡単なプチ対策を紹介させていただきます。
ブックマークされるような構造といわれてあなたは何を思い浮かべますか?
又、リンクが自然と集まる仕組みと言われ、あなたは何を思い浮かべますか?
プレスリリース!? ブログパーツの配布!?
通販サイトだとプレスリリースって難しいですよね。
さらに、ブログパーツの配布って技術いりますよね。
今回紹介するのは、商品詳細ページにブクマタグを入れる対策です。
よくブログ記事の最後に、ブックマークする為のタグが挿入されていますよね。
それを通販サイトの商品詳細ページに入れて、ブックマーク&自然とリンクを集める対策をしていきます。
(サイトの構造によってはできないものもあります)
「通販サイトにブックマークタグを入れても、誰もブクマしないよ!」
と思われるかもしれませんが、実はある文言を入れる事によって力を発揮します。
その文言とは
「後でこの商品を比較検討する」
この一文です。
私のクライアント様で、いわゆる”型番製品”を主に扱う通販サイトがあったんですが、この対策によって、下階層にある商品詳細ページへ自然とリンクが集まりました。(Yahooブクマなど)
下階層に自然と集まるリンク対策というのはかなり貴重なのでぜひみなさんも試してください。
ちなみになぜ、上記の流れでブクマがされるかといいますと、ユーザーはひとつのサイトだけではなく、複数のサイトで同じ
商品もしくは類似した商品を比較する事が多く、その影響で時間がたってからもう一度同じページを見る事になってきます。
さらに、ブックマークをする理由を自然な流れで記載する事によって、登録率が向上します。
参考) ドミノピザさんのサイトも参考になります
http://www.dominos.jp/
・・あとは説明はいらないと思いますので、省略します。
ネット上にあるサイトをいろいろと見ていると、
「これは良いアイデアだな~」
と思うサイトが結構あります。
そんなアイデア対策を今後ご紹介させていただければと思います。
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